予防接種のご案内
重篤な感染症からお子さまを守るため、将来の健康のため、定期予防接種はすべて受けるようにしましょう。
定期予防接種は生後2か月から始まります。
定期予防接種以外の、小児科学会が推奨する任意接種も行います。
ご検討される場合、詳細をお知りになりたい場合にはご相談ください。
小児科ワクチン予約システムのご案内
- まず母子手帳をご覧になりながら、今までの予防接種履歴をご入力ください。以後の接種予約でのスケジュール間違いがなくなり、大変便利になります。
- 接種ご希望日の1か月前(前月の同日)から1週間前までのご予約が可能です。1週間より近い日数でご予約される場合は、お電話でお伺いいたします。
- 厚生労働省の要領に準じた接種スケジュールを設定しております。それ以外のスケジュールでの接種を検討されている場合には、直接お問い合わせください。
- 通院回数軽減と早期免疫獲得のため同時接種をお勧めしておりますが、1本ずつなどでのご予約もできます。
ワクチン接種に際してのお願い
- 市町村から送られたワクチンの問診票は、ご自宅で記入してご持参くださいますとお待ちいただく時間が少なくなります。
- 必ず母子手帳をご持参ください。お忘れになった場合は接種していただけません。
- そのほかご不明な点がありましたら、お問合せください。
下記もご参照ください
●日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=138
●日本小児科学会の『知っておきたいわくちん情報』
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=263
●こどもとおとなのワクチンサイト
https://www.vaccine4all.jp/
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について
平成9年度(1997年度)~ 平成17年度(2005年度)生まれの女の子と保護者の方へ
●厚生労働省は2013年から約9年にわたって差し控えられていたHPVワクチン定期接種の積極的な接種勧奨を、2022年4月から再開しました。
定期接種の対象年齢の方は公費で接種することができます。同時に定期接種の機会を逃した方を対象に、公費助成でHPVワクチンの接種が受けられる「キャッチアップ接種」を実施しています。令和4(2022)年4月 ~ 令和7(2025)年3月の3年間、無料で接種を受けられます。
子宮頸がんは他のがんと異なり、20~30代の子どもを産み育てる若い世代に発症のピークがあります。発症率は大きく増加傾向にあり年間約2900人の命が失われていて、(全国がん登録 厚生労働省人口動態統計)全国がん罹患データ2016年 ~ 2018年・全国がん死亡データ1958年 ~ 2019年による)深刻な状況といえます。
●原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染です。
HPVは性交渉によって子宮の入口(頸部)の粘膜上皮に感染し、80%の女性が一生のうちに一度はHPVに感染すると言われています。性交渉を経験する前のワクチン接種と大人になってからの定期的な検診が子宮頸がん予防に役立ちます。
残念ながら日本での子宮頸がんの検診受診率、HPVワクチンの接種率のどちらも、他の国と比べて低い水準になっています。子宮頸がん予防で大きく後れをとっているといえるでしょう。
自治体からのお知らせをご確認またはお問い合せの上、ぜひ接種をご検討されますようお願いいたします。
4種混合ワクチンの開始時期について
令和5年4月より4種混合ワクチンの開始時期が生後2か月に変更されます
4種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオワクチン)は、従来は生後3か月から接種が開始されていましたが、生後2か月から接種可能となります。
この早期接種により、乳児が罹りやすい『百日咳』の感染者数の減少が期待されています。
これまで生後2か月にヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・経口ロタウイルスワクチンの4つのワクチンの同時接種でワクチンを開始するのが-般的でしたが、4月時点で生後2か月に達しているお子さまには、これら4つのワクチンに4種混合ワクチンを加えた5つのワクチンの同時接種をお勧めします。
●厚生労働省参考資料
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000997067.pdf